「ドラえも―――ん」
 by野比のび太 「ドラえもん」





                                    








てかこいつってば

ドラえもんアイテム代わりにしてないか?







とのっけから突っ込みたくなるキャラクターと台詞である。






この台詞はシンプル。

しかもドラえもんといえば、のび太の相方。

いや、
のび太のパーソナリティともいえるロボットだ。


もちろん、この台詞は



のび太が困ったとき、


もしくは
スネオをうらやましく思ったとき、


あるいは
静ちゃんのお風呂を覗きたくなったとき





効果を発揮する言葉である。










だが、この言葉はもう一つ恐るべき効果を持っている。



















それは




















映画のオープニングをはじめる
のだ。










もはや春の名物と化してしまったドラえもん映画の中で、
冒頭シーンからオープニングを生み出すためのび太の声は
時代を超え場所を越えて届く。







そう、









例え

無人島でおぼれかかった青年をまったく無視しても




てか、映画のはじめのシリーズでは明らかにのび太が登場し台詞を言っていたのに、



最近じゃ本当にまったく関係ない場面にのび太の声は現れる。





















のび太よ














そうか













そうなんだね




















実はお前が最強か