「いまを生きる」
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監督: ピーター・ウィアー Peter Weir 製作: スティーヴン・ハーフ ポール・ユンガー・ウィット Paul Junger Witt トニー・トーマス Tony Thomas 脚本: トム・シュルマン Tom Schulman 撮影: ジョン・シール John Seale 音楽: モーリス・ジャール Maurice Jarre |
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楽静的点数 82/100 |
出演: ロビン・ウィリアムズ Robin Williams イーサン・ホーク Ethan Hawke ロバート・ショーン・レナード Robert Sean Leonard ジョッシュ・チャールズ Josh Charles ゲイル・ハンセン ディラン・カスマン Dylan Kussman アレロン・ルッジェロ ジェームズ・ウォーターストン James Waterston ノーマン・ロイド Norman Lloyd カートウッド・スミス Kurtwood Smith ララ・フリン・ボイル Lara Flynn Boyle |
かなり古い映画だけどね。これはいいよ本当に。
まぁ、簡単に言えば厳しすぎる学校生活の中に、
規則に縛られずに生きることを教える先生が現れ、
それに影響を受けて、生徒たちが変わっていくっていう
……まぁ、
金八先生の逆バージョン?
ってわけでもないんだろうけどねえ。
ていうか誰が悪いともいえない作品だから、
結構みていて全体的に辛いものがあるかもしれない。
笑うために見るもんじゃないし。まあ、青春?
そんな青臭さを全体的に受けることは確かだろう。
そして、その中で一番私が強調したいこと、
リチャード・キャメロンよ。お前はえらい。
映画を見れば、彼のことはすぐにわかる。
熱血的な教師がみなを変えていく中、
一人冷静に(冷めた目で)物事に対処し、
詩を作るのびのびとした感情もなく、
自由に動くということを知らず、
親から言いつけられた己の夢(?)のみに向かって黙々と進む。
そして、友まで売る。そんな男だ。
この汚さが男だね。
ラストまで、彼は映画の初めからあった「自分」を貫き通した。
たぶん
彼はその後ハブられるだろう。
目に浮かぶようだ。
仲間を売ったと無視されるリチャード。
冷たい男だと貶されるリチャード。
私はそんなリチャードが大好きだ。
どんな状況でも自分を変えない(たとえ貶されようと)
これは男以外の何者でもない。
確かに悪い面もある。
だが、
そんなのは
彼の男気だけで粉砕だ。
青臭く、そして男気のある映画。
あえて言おう。
ビデオパッケージの和やかさに騙されるな(泣き)