2003年
十一月の日記
新しいものほど下にあります


2003年
11月01日
さぁて、劇団の合宿が始まりました。
(当然のように、この日記は合宿が終わってから書いています。
 ……後から見たら、何時書いたかなんてわかりっこないですが。)


しかし、演劇というのはやはり運動系だということが嫌と言うほど分かります。
なんど、自分の体力の限界を感じたことか……

そのせいなのか、
いつもならば起きている夜を、誰よりも早く就寝することに
皆が合宿中にやる書類作業や、制作関係で苦しんでいる中、
夢も見ずに夢の中ですよ。

まさか、日頃寝られないで苦しんでいるのに、
合宿中の方が寝てしまえるとは思っても見ませんでした。
まぁ、やることはあったわけだし、
「なぜ起こさなかったの?」と聞いたところ、
「寝起きが怖そうだったから」といわれたのには、少しショックでしたが。

眠りに対する欲求が抑えられないのは、
年を取った証拠なのかも知れません。
2003年
11月02日
合宿2日目。
走りすぎです

走って、走って、走りまくっております。
おかげで、
基礎練習時に体力を使い切り、舞台練習では皆ふらふらという、
なんだか本末転倒まで起こる始末

しかし、
合宿にしろ皆でどこかへ泊まる時は、夜こそ本番のはず。
心の内を語ったり、
愚痴りあったり、
夢を話し合ったり…………

そんな、いつもと違う夜が待っている




ような気がしましたが、また誰よりも早く寝ていました

そして、誰よりも早く起きたとき、
屍のように寝ている劇団員を見て、
なんだか酷く申し訳ない気持ちになったり。

睡眠をコントロールする能力を下さい。
2003年
11月03日
合宿3日目。

見ただけで分かる。誰が屍化しているかと言うことを(涙)

そんな中、会議が行われ、制作のダメ仕事ぶりが暴露されたり、

ビデオ取りの通し練習のおかげで、役者が上がりまくってとちりすぎたり

あまりの眠さに、セットの上で意識飛ばしたり……

いやはや、
きつい練習の弊害って、あっという間に広がるんですね

けれども、そんな中、役者達はやっぱり少しうまくなりました。
制作も仕事が進み、色々と公演までのめども立ったり。
音もいい加減完成し、劇団員の仲もなんとなくまとまったり。

一つの事へ向かって走っている私たちは、
一つの場所へ泊まるという行為を通して、ほんの少し強くなったようです。



・・・・なんてしんみりとまとめが終わった後、
日が変わって家につきました。

さて、今度は高校の部活のためのお仕事です。
二日ぶりにスイッチを入れたパソコンは、いつもと同じ音を出したのでした。

やっぱ、あんま変わってないかも。
そんな気がした一日でした。
2003年
11月04日
筋肉痛〜
朝から体中(特に腰回り)がいたかったり。
そんな中、今日は一日中パソコンを打っておりました。

高校の台本直しが終わらない……

さらに、本日は明日の朝までバイト。
バイト終わったら、そのまま部活。
…………いやはや、
合宿中に寝てよかったと思えるスケジュールです(汗)

と、そんな中一人で家にいると電話がかかってきました。
家電に出るのさえおっくうに感じつつ、受話器を取ります。

途端、知らないおばさんの声で、

おばさん「坂本さん? あのね、私今日ちょっと遅れそうで。それで、
      坂本さんの携帯番号知らないから家にかけたんだけど、
      ○○△△××□〆☆……」


早く、間違い電話だってきづけよおばさん。
長々と一方的に続く話しに、何か言う気力もなくなって、思わず受話器を置いた。




と、しばらくして、また電話がかかってきた
なんのき無しに受話器を取る。



おばさん「あ、坂本さん? ごめんなさい。なんかこっち
      
電波悪くて切れちゃったみたい

だから、間違い電話だって、気付よ!

なんとか、そこで「あの、番号間違ってますよ」と言うことで
おばさんの攻撃はストップした。
しかし、あんな一方的に話す人を友人に持って、
坂本さんは大丈夫なのだろうか……………


そんな、見知らぬ他人を心配し、現実逃避したくなるほど、
仕事がたまっている今日この頃なのでした。
…………バイト、サボりたいなぁ。
2003年
11月05日
バイト終わって、仕事をこなして高校へ。
へとへとになりながら帰る途中、公園の中を通っていた時のこと。
ふと、コツンという音を聞いた。

見ると、
携帯ストラップの人形が取れている
どうやら人形の頭のネジが抜けてしまった模様。
仕方なく、ベンチに座り人形にねじを取り付ける。

と、子供がこちらをじーーっと見ていた
思わず笑みを浮かべる私。
じーっと、見つめる子供。

そして、一言。
子供「あのお兄ちゃん、プーさん殺してるよぉ

いやそりゃ、
人形はプーさんだがってか、
ネジは人形の頭についているから仕方ないだろうってか、
何よりよく見えたなってか、
「殺す」なんて子供が口にするなってか……

頭の中にぐるぐると突っ込みが浮かんでは消えていく
すると、
その子供の声を受けて、母親が子供に向かって言った。

母親「ダメでしょ。見るんじゃありません。
   
そっとしておいてあげなさい





俺はどこぞの寂しい人か(涙)


なんか、何よりも母親の台詞に打ちのめされた。
しばらく立ち直れそうにない。
そう、深く感じた一日だった。
2003年
11月06日
バイト〜。バイトが大忙しなわけです。
気がついたら牛丼屋のバイトも一年以上たっているんです。
いやはや。一年もったバイトなんて初めてですよ(ぉぃ)

そんなバイト先にも新人が大量に入ってきて、
にわかに先輩意識が高まってきました

そんなわけで、先輩風を吹かせて新人教育してみたり。
と、すかさず同僚に突っ込みを入れられてしまいました。

同僚「楽静、そこ、やり方違う」

……………あれ?
一年間、ずっと同じやり方だったんだけどなぁ(汗)

人にはそれぞれやり方があるって事でしょうきっと
そんな風に自分を納得させることに。
ええ。決して、私が勘違いして覚えていたわけではないのですよ!


思わず、新人と一緒に教育されてしまった一日でした。
2003年
11月07日
今日はバイト後に学校に行って、
それから劇団に直行です!

ところが、劇団の練習場所が、今回なんと初めて行く場所だったり
正式名称だけは分かるものの、どう行っていいかさっぱり分からない……
こんな時は、迷わず警察だね!

そう思って駅を出てからすぐに交番に飛び込もうとしました

……………まさか、
交番の場所が分からずに数分間さまよい歩くなど、誰が思っただろうか(涙)

人に交番の場所を聞くも、三回聞いて、三回とも撃墜
自分の方向音痴差をとにかく呪いながらも、
何度目かの正直という奴で、ようやく交番に到着!!

よく周りを見渡せば、
駅から出て、
単純にまっすぐ歩いていればすぐにつけるはずの場所に交番はあった。

…………………………くはっ
もはや、何に怒りをぶつけていいか分からずに、
思わず身もだえをした一日だった。
2003年
11月08日
今日は新人さんとバイトの日。
なんでも慣れないうちはそうですが、
自分が何をしていいのか、何をするべきなのか分からないものです。

というわけで、優しく指導。
私自身の仕事を半分以上押しつけながら、着々と深夜は過ぎていきます。
などと、余裕があったのはほんの1時間のこと
残りの数時間、
客がひっきりなしに訪れる。しかも、酔っぱらい
近くの大学が文化祭終わったばかりと言うこともあり、
打ち上げっぽい雰囲気の学生達が大集合です。

新人オロオロ。
私、へとへと。

忙しい日に私と新人を組ませた店長を、今さらながら恨む気持ちでいっぱいです。
バイトって難しいなぁ。
そう、改めて感じた一日でした。
2003年
11月09日
今日は選挙の日です
そんな中、バイトから帰ってきた私は既にグロッキー。
そのくせ、やることだけはたくさんで、目をこすりながらパソコンの前に。

……………気がついたら、
パソコンの電源切って、キーボードに突っ伏して寝ていました

時計を見ると、既に20時
……………わぁお。
選 挙 に 行 っ て な い や


ダメ人間更新の日。

日本の未来よりも、目先の課題が気になる今日この頃です。
2003年
11月10日
本日は劇団の日。
授業が終わった後に、まっすぐ練習場所に向かう。

なんと、今日は舞台で練習できる日だったのですよ!
舞台での演技。客席を見渡しての発声練習。
これほどの快感はちょっと見あたりません。

てわけで、
ワクワクしながら練習へと向かう電車に乗っておりました。

と、
電車内でドア前に立ち、窓に顔を押しつけている人がいた。
まぁ、それ自体はあまり珍しいというわけでもない。
人間誰だって、窓に顔を押しつけたくなるときがある。
それが、例え20代後半くらいの女性だろうと、おかしいところはない(はず)

が、
外の景色をぼんやり見ながら

女「雨、雨、雨……

と、繰り返しているのはどうかと思うぞ。

そりゃ、雨降っていたけどさ……
少し込んでいる電車だったのに、
その人の周りだけ、サークルでも出来ているかのように人がいませんでした

不思議な人っているものですね。
改めて世界の広さを感じた一日でした。
2003年
11月11日
起きたら授業に間に合わない時間だったり(汗)
仕方ないので、高校に行って参りました。
いやはや、そろそろ自分の卒業に危機感を感じてきましたがね。

んで、帰り道。
ぼんやりと帰る帰り道。
ふと、前を見ると、
雨に濡れたアスファルトで跪いている男がいた









……と、思ったら、服を着ている大型犬だった


紛らわしい。
思わず、イベント発生を感じて喜んでしまったじゃないか(苦笑)

裸が普通の犬に服を着せる精神ていうのが、
未だに私は理解できません。

そんな、雨の中の疑問を感じる一場面でした。
2003年
11月12日
今日は高校演劇の県大会打ち合わせに行って参りました。
いやはや、さすが県大会
それまでの大会ではお目にかかったことのない先生ばかりですよ。
まぁ、特に決めることもないし、今日はのんびりと舞台の感覚を味わおうかなぁ。
そんなことを思って、生徒達にも舞台を色々使わせていた。

ところが、だ。

劇場の舞台装置さんにこんな事を言われる。
「あんたの学校は、またあのしょうもない装置でやるわけ?

………ほう。
いきなりこれは、喧嘩を売ってきていると理解していいんだろうか?

さらに、先生の中には、
「また、へなちょこな劇やるわけ?

とか言われたり。
なんか、あからさまにどいつもこいつも、
うちの学校が県大会に行けたのは奇跡みたいな口調だったりする

……なんか、怒りを通り越して、涙が出そうになりました。
大会まで後10日。生徒達の健闘を、心より応援したいと思います。
2003年
11月13日
本日は実はさりげなくすさまじいことをしている。
なんと、

日記を仕事場(す○家)で書いているのだ!


さらに正確に描写するなら、
調理場奥のポリバケツの上に段ボール引いて安定感を醸しだし、
その上にノートパソコンがおかれている。
……無駄だ。
最終的にネットにUPしたら、
何処で書いたかなんてまるっきり分からないのに(汗)

しかし、こんな事が出来るのも、店が平和なせい……
なわけは決してなく、
家→学校→劇団→仕事場と、
朝からえんやこらな一日だったためだ。

ちなみにここまで書くのに、客が入れ替わり立ち替わり来るせいで、
1時間近くかかっている。……これも、ネットに載せたら分かりっこないよな……

あ、
一つだけ面白いことが分かった。
パソコンのエラーを知らせる音。
あれって、静かな店内だと、異様に響く♪

独りしかいないお客さんが音に驚いてきょどっている様が、
調理場のモニターで丸見え♪

深夜にファーストフードを食べに行く人は気をつけましょう。
案外、あなたは店員に監視されているよ。
2003年
11月14日
今日は劇屋いっぷく堂の「知ってか知らずか万歳三唱」を観に行ってきました。
この劇団の劇を見るのは三回目です。
さすがに三回目となると、
ああ、この役者はきっとこういう役なんだろうな。
この役者は、こんな伏線持っているだろうな。
なんて事が予想できます。
そこが楽しいところでもあり、自然と辛口になるところ……


なのですが、

私、泣いてしまいました(涙)

今回の話しは戦争ネタだったんですが、
あまりにも激しくネタバレで、展開が読み過ぎる上に、
そのオチがどうしようもないほど使い古されたネタだったにもかかわらず、
しかも、
台詞も皆どこかで聞いたことがあるような物ばかりだったのにも関わらず、
いつの間にか、頬を涙が伝っていました。
……やはり、一番前の席、ど真ん中で見ると、受ける衝撃が違いますね
(なんて負けず嫌いを言ってみたり)

まぁ、こういうネタに弱いって言う理由もあるんですけどね(汗)

役者も台詞を言いながら、涙する場面がありましたから、
感情のあげ方が凄くうまいのだろうと思います。
ふと、隣を見たら、隣の女の子も泣いていることにちょっと胸をなで下ろしたり

泣くっていいですね
そんな事を久々に教えてくれた演劇。
うん。もう、内容も演技もどうでもいいや、泣けたから。
自分たちの劇でも、お客さんにそんな風に思ってもらえたらいいなと、
新たに決意を固めた一日でした。
2003年
11月15日
今日はナイロン100℃の「ハルディンホテル」を見てきました。

久々の当日飛び込みだったので、かなりドキドキしましたが何とか座れることに。
てか、補助席での三時間って厳しすぎる(涙)
それでも楽しめたのは、やっぱり芝居がいいからでしょう。

ストーリーに盛り上がりらしい盛り上がりがなかったり
解決していないようで、やっぱり解決していない部分もあったり、
伏線はりながら流しちゃってる部分もあったりしたけど、

コメディーはいい

そして、不条理は面白い。
やりすぎると、くどいし、パターン化しちゃうけどね。

面白い物を見るとパワーがもらえる。
なんだか、11時間労働のバイトも、乗り切れそうな気がした数時間でした

・・・まぁ、バイトの方は、
乗り切れるような気がしただけで、
思いっきり疲れ果てましたけどね(涙)
2003年
11月16日
本日は日曜日!
なのに、バイト明けでそのまま劇部行って、劇団行って……
なかなか、素敵なスケジュールです。
てか、帰りの時間はそのまま終電だったし。

帰ると、母に言われました。
母「あんた、なんか久しぶりね」

そういえば、母の顔は一週間くらい見ていない気が

と、その会話を聞いていた妹が一言。
妹「あ、帰ったんだ?」

いやいや、一応、家には帰っているから(汗)

なんか、家族のメモリーから消されそうな勢いで結構怖い物があります。

実家暮らしなのにねぇ……
2003年
11月17日
起きたら授業が終わっていた。そんな日。
……って、単位がヤバイ ヤバイ ヤバイ……

そんなことは、とりあえずおいといて
今日も劇団に行き、終わり近くの電車で帰ってくると……

電車の中で、三人組が話していました
男二人と女一人という組み合わせ。
どうやら、どんなアウターがいいかの話しらしかったのだが。

男1「じゃあ、俺が店員やるから、お前客ね」
女 「いいよ〜」
男1「いらっしゃいませ」
女 「あの、冬物のアウターが欲しいんですけど」
男2「違う違う。初めに、『サイズSで、軽め。あわせやすいの』って注文つけなきゃ」

……なぜに、演じる必要があるんだそれは?
三人とも酔っているのか、とてもにこやかだったりする。
そして、展開していく店員と客の会話。

男1「じゃあ、こんなのいかがですか?」
男2「と、持ってきたのが、趣味の悪い服だった場合」

しかも、コミニュケーション抜群

だが、ノリはコント

………なんだか、電車の中で面白い物を見せられた気分だった。
人は何時でも演じているのかも知れない。
いつもは遠く感じた降りる駅を、ヤケに近く感じた数分であった。
2003年
11月18日
今日は劇団終わってから即バイト。
バイトでは、新人君との9時間ランデブーでした。

とりあえず、新人教育のため、
軽く一人で働かせてみたり。

その間私は何をしているかって?
まさか、ぼんやりサボっているわけには行きません(サボりたいけど)
堂々と厨房でメールを打ちつつ(ダメじゃん)
す○家最大の強敵である、グリストとの久々の対決!

※グリスト
お食事どころのお見せには必ずある、汚水の集中する場所。
定期的に掃除しないと、詰まる、異臭を放つと被害を生む。
が、あまりの臭さと、面倒な仕事のため、ほぼ、封印されている。

あけた瞬間、

異界が広がっていました(涙)


漂う異臭

たまっているのは、明らかに、掃除されていない汚物の山

…………どうせ、私ぐらいしかグリスト掃除しようなんて思わないって事か(涙)

ええ。必死に掃除しましたとも
掃除に、1時間近くかかりましたわ!
……作業時間は、20分くらいのはずなんだけどなぁ(店内マニュアル参照)

大人の世界ってよく分からないよね。
そんなことを、改めて思った一日だった。
2003年
11月19日
バイトの後、あまりにも疲れていたのです。
布団に横になって、ちょっと休もうと思っただけなのです。

ちょっと


そう、
ほんのちょっとだけ

…………気づいたら、
何と四時間も眠っていました(汗)

さらに、衝撃な事に、
本日、見るはずだった劇の、予定時刻を軽くオーバー。

…………チケット代、
7000円もしたのに(涙)

自分の不注意で、価値のあるチケットがあっという間に紙屑ですよ。

今日ほど、自分の睡眠欲求を呪ったことはない。
……まぁ、布団で眠るなんて、
6日ぶりくらいだったんですけどね……
だったら、布団になんか寝転がるなよと、思わずにはいられない痛恨の一日でした。

布団って怖いですね
なんだか、本当なら安心できるはずの場所が、
日々恐怖の場所に変わりつつある気がする今日この頃です。
2003年
11月20日
バイト〜。バイト〜。
今日はまたまた新人さんとのバイト
とはいうものの、今日の新人さんはとっても真面目で仕事覚えの早い子
もう、安心して一人で仕事を任せても大丈夫なくらいの実力を持っている。

というわけで、彼の仕事ぶりをぼんやりと眺めてチェックしていた

いやぁ。早い早い
雨で暇だったせいもあり、新人さんに頑張らせているうちに、仕事の終了時刻に。
……………あれ?

私、
今日は一体、何をやったのだろう?(汗)

まぁ、きっと時にはそんな日も重要なのだろう。
これで新人と同じ給料もらっていることに少し罪悪感を覚えつつ、
日頃忙しい分のサービスDAYとして割り切ることに決めた一日だった。

……新人君の言った「今日も疲れました」の一言が、
ヤケに胸に突き刺さったが。
2003年
11月21日
道を歩いていると、反対側の道路を、焼き芋屋が走っていた。
「石焼き芋〜。おいしい、お芋。お芋」
そんな、定番フレーズと共に走る焼き芋屋は、
音楽だけでなんだか食欲をそそられる。

が、値段が高い
さらに、スピードが速くて呼び止める気にもならない
一体、本当に客に芋を買わす気があるのか疑問になるスピードだ。

と、だんだんと遠くなっていくと思った焼き芋屋の音が、徐々に近くなってきた。
…………追われている!?(汗)
思わず振り向けば、反対側の道路を走っているときよりも、
減速して焼き芋屋が背後に迫っていた。

無視だ。

無視をしろ


無視。   無視


必死に自分に言い聞かせている直ぐ横を、石焼き芋屋が通る。
無意識に、その車体に目が行っていた。
なぜか、石焼き芋屋がこちらを見ていた(汗)

……てか、個人狙いなのかよ!

あと、数キロ減速されていたら、呼び止めていたかも知れない……
石焼き芋屋のマジックに、思わずつられそうになった一日だった。

……しかし、結局石焼き芋なんて、
最近買う人いるのだろうかと、ふと疑問を覚える今日この頃である。
2003年
11月22日
本日は、朝から高校の部活へ演出として行って参っておりました。
明日が本番!というのに、問題山積みな我が部活の演劇。
……これって、どこの演劇部も同じなのかしら?

さらに、何故か今日は高校の学校説明会
……中学生がたくさん来ているのでありますよ。
正直、邪魔
だったりするんだけど、一応笑顔で対応。

笑顔が引きつっていたためか、すぐに帰っちゃいましたけどね(笑)


さて、明日は本番です。
一体どんな素敵な芝居を見せてくれるか楽しみですわ!

少々ヤケになった一日でした。
2003年
11月23日
神奈川県高校演劇大会(県大会)二日目
本日は、私の教えている高校の発表の日でありました。
恥ずかしい話しですが県大会に初参加ってな事で、
会場の雰囲気を見るだけでも、なんだか少し勉強になったり。

んで、結果は、敗退
観客はかなり笑わせたんですけどね〜。
やっぱり、ヘタレ系でせめた演劇のため、物足りなさもあったのでしょう。
まぁ、役者も緊張して一部かなり酷い間違いを犯しましたし……
アドリブを至る所に聞かしていたため、
何処までが演出上のねらいで、
何処までがミスなのか分からない部分も多々あったり……

演技ミスを利用したネタって奴は、
高校演劇くらいでしか使えないけれど、でも、
やりすぎると痛いだけだというのをしみじみと味わいました(苦笑)

そうそう。県大会を体験して、これだけは言いたくなった一言。
公演は皆プロの方にビデオをに撮ってもらうのですが、
そのビデオ代、審査結果と抱き合わせ価格で1万円
高いよ!
なにより、審査結果はリアルタイムで見ているんだから、正直いらない気が……

有り難く買いますけどね。
なんせ、それ以外のビデオ撮影禁止でしたし(涙)
予算が少ない演劇部を苦しめる大会の運営方針に、
なんだかやるせなさを覚えつつ、今年の大会は幕を締めたのでした。

次は、春の演劇大会!(春フェス)
また、うちの高校は馬鹿な演劇やりますよ!
2003年
11月24日
朝から劇団の練習。
公共施設での練習の、ふとした休憩の時間に、
辺りをちょっと見て回ろうとかと、歩いていました。

と、ロビーに椅子が並んでいるのを発見
どうやら、日々の営みに疲れた人が窓の景色でも見ながら休むところらしい。

ふと、椅子に転がってみる。
……三秒くらいで寝られた
と、数秒後(?)電話で起こされる。

劇団員「楽静さん、今、何処にいますか?

私   「え? 公共施設の中……」

なんとも、間抜けなやりとりをしてしまった
てか、同じ施設内で迷子扱いを受けるほど眠りこけるとは……

ちなみに、数秒しか寝ていないはずが、
しっかり一時間寝ていました(涙)

人間疲れは適宜とらないと、他人に迷惑かけますね。
そう思い知った一日でした。
2003年
11月25日
バイト先の店長からバイトに入って欲しいとの電話がかかってきました……
てか、一日前にシフトを急に入れるのは本当勘弁して下さい(涙)

さらに、今週はずっと劇団練習が続いている……

単位を取らなきゃ行けない授業は、既に出席がやばい……

思わず、断ってしまいました

携帯越しに、しばしの沈黙が続く。

そして、店長が一言。

店長「……分かったよ。じゃあ、いいよ」


何故にそんな寂しげ(涙)

電話を切った後から、じわじわと罪悪感が広がってきた
てか、一日前に急にシフトを入れる方が悪いんだよね!?
夜空に向かって問いかけても、誰も答えてくれない虚しい一日でした。
2003年
11月26日
劇団からの帰り道、
地元駅の階段を上っていた時のことだ。
………なぜか、階段に、トマトが並んでいた

……………………えっと……………

ドッからみてもそれはトマトで

見るからに赤々としたトマト以外の何物でもなく、

いかにも自然体を装ってあからさまに不自然に並んでいたのだった……


てか、
なぜ、他の人はノーリアクション?
一人で驚いて立ち止まった自分が、馬鹿みたいに感じた一瞬だった。

都会には謎が多い。
そして、案外無感動な人々が多い。
そんなことを改めて感じた一日だった。
2003年
11月27日
学校へ行く電車の中で、今日は床に、修正液が落ちていた


………………意味が分からない。

そして、また独り驚いている私を残し、
乗客は知らん顔。

いや、まて、一人だけ違う。
斜め前の席に座りながら、こちらを見る鋭い目。
一人のおっさんがこっちに向かってゆっくりと歩いてくる。


そして、
床の修正液を拾い……そのままズボンのポケットにしまった

だ!
このおっさんはだ!

なんだか、照れた笑いを浮かべながらも、
ポケットの中に手を入れ軽く修正液をいじっている姿が素敵でした。

世の中、色々な人がいる物です。
気をつけましょうね♪
2003年
11月28日
今日は何とうちの劇団が久しぶりに小屋を使っての稽古です。
てか、
皆テンション高くなりすぎて、コメディーになっているから><

ところで、劇場には必ず音響、照明の担当の方がいるのですが、
何でそう言う方たちって、
一目見て裏方仕事やってそうな人だって分かるのでしょう?
いや、服装はそりゃ仕方ないですよ?
でも、
立ちこめるオーラまで裏方風にならなくてもいいような気も……

なんて言っていると、
座付きさんの悪口になってしまうので、ここら辺でストップ(苦笑)

劇って難しいなと思った一日です。
2003年
11月29日
授業は選択している物の、
始まってから一度も行っていない授業が、今日テストでした。

友人からテスト場所、範囲を聞く。
そして、シャーペン片手に望んだ…………………………………けれど。


………

………………

………………………………と、とりあえず、

名前は書いたさ!

てか、普通に名前しか書けませんでしたし。
授業の担当教員を書く欄なんて、笑っちゃうくらい書けませんでした……


既に単位を取れる自信がありません。
2003年
11月30日
本日も、劇団練習。
バイトの後の練習は、思った以上に辛かった。


名前を呼ばれても、返事がないこと数回

違う人が演技練習中、意識飛びかけること数回。

セットの上に横になって、寝そうになること数回…………


本当、今日一日は、ダメ人間アワーです(汗)


人間寝なければダメですね。
寝不足の頭で、ふとそんなことを考えた一日でした。